私の声


「じゃぁ、今日は一緒に帰れないね」



瑠來が、シュンて効果音がつくくらい寂しそうな顔をしている。





可愛い。





不謹慎かもしれないけど、そう思うほど可愛い。




「ごめんね」






皆がシュンてした顔になるから、こちらまで寂しくなってきた。




「仕方ねーよ。仕事が大切なのはわかるから。頑張ってこいよ」



俊…。




我慢しながら言ってくれてる。




ありがとう。





「ありがとう!頑張るよ」




満面の笑みで言った。