私の声



「では揃ったことだし紹介しようかな」



「まずこちらは立原陽星君。君のマネージャーだよ」

陽星君かあ。何歳だろ?


私より若いような気がする。



「そしてこちらは、今回のオーディションの合格者
遠山梨沙ちゃんだよ」



「よろしくお願いします」



陽斉君はペコッと頭を下げた。


「あとは二人で話して。わたしは仕事があるから行くよ」



と言って、佐山さんは出ていった。