いつからだっただろう。 君を好きになったのは……。 『…上原っ!』 ここで、声を掛けられた時……? 『やっぱり。「柚」の方かなって思ったらやっぱそうだったな。お前さ~、こんなトコで何油売ってんの?』 今みたいに…… ううん、もっともっと影がのびていて……。 夕暮れの舗道を二人で…肩を並べて歩いた。