数時間後……、




結からメールが届いた。






随分時間がかかったと思ったら…、何やら乗る電車を間違ったとのこと…。




結らしい門出に、ちょっぴり和んで。




それから……




彼女が最後に言った言葉を………思い出していた。








『またね。』







……その言葉は……





前にも、聞いたことがある。





結……、よりにもよって、そんな台詞で…思い出させないでよ。







余計に…寂しくなるじゃない。