俺がいなくなって、里中はアイツと……ヨリを戻したのだろうか。 そう望んだのは…、俺自身だった。 だから、二人が幸せであるのなら… それは、それでいい。 遠く離れたこの東京の地で見上げるのは…… 忘却の空。 アイツと見上げたあの空を。 思い出すまいと……、必死だった。