泥だらけのユニフォーム。 その、ポケットに忍ばせている…… ブレスレット。 今だ手放すことができないのは… 何故だろう。 キャップの鍔を目深に被り…… その、兆しを遮る。 「……………。」 また、夏が来る……。 全てが動き出した…あの季節を。 俺は一体どう迎えるというのだろう。