君のいない教室……。 誰も座ることのない席。 確かに、君はここに居て…。 毎日、馬鹿みたいに言い合ってばかりいたけれど。 人は…… それすらも。 少しずつ…、忘れていくのです。 違和感が、当たり前になって。 風化して…… 思い出に変わっていく。 私だけが…… 取り残されたのでしょうか? まだ、諦めきれないというのでしょうか…? それでも。 時は…… 流れていきます。 止まることを許さずに、 泣く暇も与えずに、 悲しいくらいに……… 待ってはくれないのです。