空からは…… また、雪がちらつき始めていた。 何度も 何度も 一緒に帰ったこの道のり。 ねえ……、 ゴールなんかに辿り着かなくていい。 この一瞬が…… 永遠に続けばいいのに。 いつか…… 君が言ったね。 『たった16年そこそこのある一ヶ月なんてほんの一瞬の話で…、流れ星みたいなもんだろ。』 どうして……、今思い出すのだろう。 星を見上げた…あの日。 君が私を励ます為に言った言葉だったのに。 今は、その言葉が…、 チクチクと胸に刺さって。 ……痛いよ……。