近頃は…… 結は、決まって律と一緒に登校している。 一方の私は……。 毎朝中道が迎えに来るから……、 必然的に、中道と。 それが当たり前になっていて………。 結はもう、私達に気を遣うなどしなくなっていった。 むしろ……。 「もう家族も同然だもん。いちいち気を遣ってたらやってやんないもん。」 そんなこそばゆくなってしまうような、嬉しい発言も飛び出して……。 どこか蟠りのあったはずの3人の関係は……、 ゆっくりと、緩やかに… 変化を遂げていったのだった。