As Time Goes By ~僕等のかえりみち~

その前で、数人の男子生徒が……、


ベニヤ板やら看板などを、次々と運び込む。






「……いたっ!」





プレハブから出てくる中道を……、発見!




「ここん中、マジであちーよ。」




制服のシャツでパタパタと煽って……、



額の汗を拭う。







よし……、



いざ、中道確保ー……っ!






思いきり意気込んで、ずんずんと歩みを進める。






彼まで、あと数メートルという所で……






「「……………。」」




バチっと視線がぶつかる。





…が、



こともあろうに奴は……。





「…あ。ワリぃ。俺やっぱ部屋片してくるわ。」




隣りの男子に角材を押し付けて……



なんと、その場を逃走!





「……ちょっ…。あのっ…!中道!!」




こんな至近距離で…、私の声が届かないハズはない。




なのに……



一向に足を止める気配はなく、



完全に……




無視!!!





「……な……、なんなの……?」





当初の目的など頭からすっ飛んで……





「………待てっつーの…。」




何かがプツリとキレる。







勘のいい中道は……



いつの間にやら全力疾走。







「……絶対……、追いつくもん。」






頭の中で……




スタートのピストルが鳴った。