As Time Goes By ~僕等のかえりみち~







「心臓……止まるかと思った。お前が倒れた時。」



「………!」



「…必死でがんばってることくらい知ってた。お前はいつも無茶苦茶で……周囲がすぐ見えなくなるだろ。なのに……こんなんなる前に、助けてやれなかった。わかってたはずなのに……ギリギリ限界だったなんて気づけないくらいに元気で……。」



「………。だって、嫌でしょう?疲れてたって、顔に出したくないじゃない?責任者だしね。アンタは……助けてくれたじゃん。何度も、何度も……。」




「……何もしてねーよ。」



「アンタは…そう言うと思った。」



「………それに……、疑った。」



「……?なにが?」



「…お前と三井の仲。んな訳ねーのに。お前が里中以外とそんなことする訳ないのに……。」




「…………。」




「……悪かった。」








そう言って、頭を垂れる中道だけど……



それこそ、おかしいでしょ?



アンタに謝ることはあるけど、謝れることなんて何一つないっちゅーの。





でも………



信じてくれた。






誤解を……
解くことができた。




途端に、ホッとした私は……



その場にへなへなと座り込む。






「……上原?!」




驚いた様子の中道が、私の肩を掴む。



「…おい、…大丈夫?」



あ……
眉が垂れてる。



本気で心配……してくれてんだね。





「……良かった……。本当良かった、信じてくれて。」



「……………。」



「…アンタからの信用なくしたら、私このクラスでやっていけない。いつも……アンタと律と三井くんだけは……ずっと信じてくれたじゃん?」



「……他の奴らだって……。お前のこと、もう認めてると思うよ。嫌なこと一手に担って、嫌な顔一つしないでやって来たんだ。その姿を……知らない訳じゃない。」



「…………。」



「…現に……、ちゃんと伝わってるだろ?お前のイメージ。」



教室の中を指差す中道。