私の心の内を……
知っている。
「……な、中道ッ!!」
教室に向かって廊下を歩く中道に……
思いきり、叫ぶ。
「………。」
くるりと回れ右。
反対方向へ歩み出す中道。
む……、
無視っ?!なんて大人げない!
「待ってよ、中道ってば!!」
私は後を追い掛けて、レジ袋に握るその手をしっかと捕まえる。
「…なに…?」
それでも、奴はこっちを向こうとはしない。
「あの…、これっ。」
「…??つめてっ…」
ピタリと…奴の手の甲に、アイスをくっつける。
「……先生から差し入れ。アンタだけ、まだだったから…。」
「…あっそ。…サンキュ。」
再び回れ右。
私の肩を掠めて………
すたすたと先へいく。
「…そうじゃない。」
私は自分に言い聞かせるかのようにして、小さく呟いた。
「…そうじゃない。…中道ッ!私…、さっき……。」
「…何だよ。」
中道が足を止める。
顔は、正面をむいたまま。
…こっち……
見てよ。
「…ご……、誤解だから。さっき三井くんと……」
「………キス…しようとしてたもんな。」
「…違う……。」
「間違っても好きじゃない男とキスするような女になるなって言ったけど…、アイツ、三井って優しいもんな。お前が絆されるのもよくわかる。」
「……は?」
「彼氏と上手くいってないからってそれもどうかと思うけどな。」
………佳明と…上手くいってないって?
何がどうしてそう思うの?
「…それとも、もう別れた?」
「…は?」
「だからあいつ、最近元気ねーのか?」
「………。」
元気……ない?
「せっかく譲ってやったのに。あいつもかわいそーな奴だな。」
知っている。
「……な、中道ッ!!」
教室に向かって廊下を歩く中道に……
思いきり、叫ぶ。
「………。」
くるりと回れ右。
反対方向へ歩み出す中道。
む……、
無視っ?!なんて大人げない!
「待ってよ、中道ってば!!」
私は後を追い掛けて、レジ袋に握るその手をしっかと捕まえる。
「…なに…?」
それでも、奴はこっちを向こうとはしない。
「あの…、これっ。」
「…??つめてっ…」
ピタリと…奴の手の甲に、アイスをくっつける。
「……先生から差し入れ。アンタだけ、まだだったから…。」
「…あっそ。…サンキュ。」
再び回れ右。
私の肩を掠めて………
すたすたと先へいく。
「…そうじゃない。」
私は自分に言い聞かせるかのようにして、小さく呟いた。
「…そうじゃない。…中道ッ!私…、さっき……。」
「…何だよ。」
中道が足を止める。
顔は、正面をむいたまま。
…こっち……
見てよ。
「…ご……、誤解だから。さっき三井くんと……」
「………キス…しようとしてたもんな。」
「…違う……。」
「間違っても好きじゃない男とキスするような女になるなって言ったけど…、アイツ、三井って優しいもんな。お前が絆されるのもよくわかる。」
「……は?」
「彼氏と上手くいってないからってそれもどうかと思うけどな。」
………佳明と…上手くいってないって?
何がどうしてそう思うの?
「…それとも、もう別れた?」
「…は?」
「だからあいつ、最近元気ねーのか?」
「………。」
元気……ない?
「せっかく譲ってやったのに。あいつもかわいそーな奴だな。」


