As Time Goes By ~僕等のかえりみち~

「んー…、4時くらいかな。まあ、みんなそれぞれに忙しいでしょ?迷惑かけられないよ。」


「…アンタだって部活もして……。どんだけタフなの?」


「…まーね。ご存知の通り、滅多に風邪ひかない『バカ』ですから。」



「…全く…、ホント突進型だね。」



律は手のあいたクラスメイトにポスターを手渡し…、


各々に、貼り出してくるように指示した。




「…ゆーうっ!」


その間にも……



私を呼ぶ声。



今度は、窓の外から聞こえてくる。



「…はいはーい!」



くるりと態勢をかえて、窓の外を見下ろす。



看板斑のメンバーが、こちらを見上げていた。




「設置場所、どこにするー?!」



「…任せるよー!」



「ちょっと降りてきてよ~!」



「…………。」



それくらい、自分達でなんとかしてよ。


…なーんて、責任放棄するようなことは……


言えない。




私が返答に困っていると…。


看板斑の一人が、何やらぶんぶんと首を振っている。



「いーから、来なくて!ちょーどいいトコ見つけたから、俺らで設置してくる!」




「………。ありがとー、お願い!」



手をひらつかせて追い払うような仕種をするのは…



やっぱりアイツ。



「終わったらそっち行くから、仕事とっておけよ~?」




「……はーい!」




ちょっとした優しさが…


嬉しかった。