それから…… 中道は、私に構ってくることはなかった。 話もしない。 目が合いそうになると…… フイっと逸らされる始末。 告白された時から心のどこかでは覚悟していた。 けれど…… これまで通りにはできないと言った言葉の意味を理解した時……… 私は、胸がいたかった。 こんなことなら、ずっと友達でいたかった。 越えてしまった境界線。 その代償は大きくて…… いつもと変わらぬあいつの笑顔を見る度に… 苦しかった。