As Time Goes By ~僕等のかえりみち~

「……。もう…、掻き乱さないで。」



私はそう吐き捨てると……



机の中の荷物を、無理矢理鞄に詰め込んだ。



「…柚?」


心配そうな声で、律が私を呼ぶ。



「…りっちゃん。大丈夫!でも、たった今具合が悪くなりました。よって早退しますので、そこんとこヨロシク。」



「よろしくってアンタ……」



律が止めるその腕を振り払うと……


脇見も触れず、私は一目散にその場を後にした。






「…中道……。アンタ、柚に何したの?」



「…なにって…。」



「あそこまで怒るようなこと、今までなかったでしょ?それにあのコ今日何だかおかしかった。アンタのせい…?」


「…さあ。そうだったらいいのにな。」



「は?!なにそれ…。とにかく、柚を…、あの双子を傷つけたら、私が許さないから。」


「……かっこいいな。」


「茶化さないで。そうやってアンタは…あの二人を傷つけてんだね。」



「…は?」



「その煮え切らない態度が…気にくわないわ。」



「そりゃあどーも。」



「…何であの子たちはこんな奴のこと……。」



「りっちゃん。思い違いだよ、それは。」



「………。」



「…思い違いだって、そう思わせてよ。」



「………!中道……。」



「あいつらには何の非もねーんだ。」



「………。」




「こんなもんなんだよ。俺の人生。」




「………。馬鹿だね、アンタ達は……。」