わたしはその夜、夢をみた。
龍之介がわたしのもとにきた。
わたしは龍之介をみて嬉しそうに家から出て龍之介のもとへ走った。
嬉しい!龍之介様、きてくださったの⁉
慌てて走ったちさために、
転びそうになって龍之介に抱きとめられた。
ドキッ…
龍之介をはわたしを抱きしめて、耳元にささやかれた。
「…そなたを必ずわたしのものにする。誓って、生涯、わたしの妻は
そなた一人だ。わたしの愛はそなただけのものだ」
「はい…わたくしもあなた様だけをお慕いしておりまする…」
しかし龍之介は気づけばいなくて、さがしてもさがしてもいない。
龍之介様!どこにいらっしゃるのですか?
龍之介様……!
龍之介様…
「…ユマ!ゆま!優舞!」
汗だくのわたくしを龍之介がそっとわたしの頭をおこすのを
感じた。
わたしは龍之介をみつけれたような気がして、龍之介に抱きついた。
「龍之介…いた…よかった…。ずっと…さがして…どこかにまた一人で…消えて
しまうのかと…行かないで、わたしを…一人にしないで…」
わたしはポタポタと涙を流しだした。
龍之介は焦ったようにわたしを強く抱きしめ返した。
「…わたしはここにいる……」
