バスが止まると母親と蛍は大きなキャリーバックをガラガラ引きながら少し歩いた場所にある赤い屋根の白い大きな家に入った ここは才崎家のもうひとつの家 鍵を開けて家に入るなり母親は窓を開け始めた 「蛍、二階の部屋の窓開けて来てちょうだい少し換気しなくちゃね」 「はいよ」 と蛍はついでに自分の部屋に荷物を置こうとキャリーバックも一緒に二階へ運んで行った 少し留守にしただけと言うのにさすがに部屋の中はホコリ臭い 「リラさん床拭きやっといてくれたのか」