私も好きだなんて口にしたら、何かが終わってしまうような気がしていた。 (アデルさんは、狡いわ) ルイは俯いたまま、唇を噛んだ。 (私が悩むことを承知で、シェーダに来てほしいだなんて言うんだから) ルイは、何も返事が出来なかった。 いっそ、好きじゃないと言えばよかった。 叶わない想いなら、断ち切れるようにと。 俯いたままのルイの膝の上から、アデルは布を取り上げた。 何事かと顔を上げたルイに微笑むと、アデルは胡坐をかいて座り、自分の身体をルイの方へと向けた。