最近のあたし。
目が覚めるたび、心がいつも飛び跳ねてる。
まるで、羽がはえたみたい。
『今日も放課後、山中君に会えるんだ』
そう思うだけで、切ないくらい、苦しいくらいにうれしくなっちゃう。
いそいそと学校に行く仕度をする。
鏡の前で制服のリボンを結んでいたら、突然ママが部屋に入ってきた。
珍しい。
いつもはこんな時間に起きてくる事なんて、ないのに。
「どうしたの?ママ。早いね」
面と向かって話すのなんて、久しぶり。
なんだか変な感じ。
人見知り、してしまう。
「んー…せっかく目が覚めたから、直接渡そうと思って」
「何を?」
「これ。…あんたまた最近、彼氏できたでしょう」
え!?
「…なんでわかるの?」
「わかるわよ…ちゃんとこれ、使いなさいね」
「……………」
「もう、中絶なんてしたくないでしょ?」
「……うん」
私はママの手から、黙ってその箱を受け取った。
「じゃあね、いってらっしゃい。ママはもう少し寝るわ」
「……うん……」
飛び跳ねていた心が、急にしょんぼり沈んでいく。
目が覚めるたび、心がいつも飛び跳ねてる。
まるで、羽がはえたみたい。
『今日も放課後、山中君に会えるんだ』
そう思うだけで、切ないくらい、苦しいくらいにうれしくなっちゃう。
いそいそと学校に行く仕度をする。
鏡の前で制服のリボンを結んでいたら、突然ママが部屋に入ってきた。
珍しい。
いつもはこんな時間に起きてくる事なんて、ないのに。
「どうしたの?ママ。早いね」
面と向かって話すのなんて、久しぶり。
なんだか変な感じ。
人見知り、してしまう。
「んー…せっかく目が覚めたから、直接渡そうと思って」
「何を?」
「これ。…あんたまた最近、彼氏できたでしょう」
え!?
「…なんでわかるの?」
「わかるわよ…ちゃんとこれ、使いなさいね」
「……………」
「もう、中絶なんてしたくないでしょ?」
「……うん」
私はママの手から、黙ってその箱を受け取った。
「じゃあね、いってらっしゃい。ママはもう少し寝るわ」
「……うん……」
飛び跳ねていた心が、急にしょんぼり沈んでいく。