初恋はレンタル彼氏



階段を上がると、廊下で中学生くらいの男の子に行き合った。






「あ…お邪魔してます…」

「無視していいから」


またうざそうな顔をして、その男の子をスルーする玲。




「あ、俺弟の真(しん)ですっ!中3で、高校は兄ちゃんと同じ高校受けたいって思っ……」




バタンッ


弟くんがまだ話してるのに…玲は部屋のドアを勢いよく開けて、私と自分が入ると、また勢いよくドアを閉めた。






「ごめん。うちウザくて(汗)」

「そんなっ…明るくていいじゃん」

「あんな姉と弟がいて、俺は毎日つらい」

「ハハ。まあ、玲と性格は似てないね」


顔は似てたけど。





「よく言われる。つーか、立ってないで座りなよ」

「うん」


玲はポケットから携帯や、財布を出しながら言った。





広い部屋…

てゆうか、きれいだし…