初恋はレンタル彼氏

「小学校5年のとき。遠足でバスの席順決めるとき…先生が『好きな人同士で、ペアになってね』って言って…私友達がいなかったから、誰ともペアになれなかった。そしたら莉緒が私に声かけてくれたの…」






「そうなのか?」


玲が私に、小声で聞いてきた。





「覚えてないや…」


そのバスの席順を決めたことは覚えてるけど…

私もペアになる友達いなくて、誰か余った人となった気が…


それ笑里ちゃんだったかな?



「嬉しかった。あんなに友達が多いい子が、私のペアになってくれるなんて…その日から私莉緒に憧れてた。莉緒みたいになりたかった。」


笑里…ちゃん……




「じゃあなんで、莉緒にこんなこと…」

「中学に入って…莉緒と私はクラスが別々になったの。当然私には新しい友達もできるわけがなく…寂しくなった。それで…久しぶりに莉緒の顔が見たくなって、莉緒のクラスに行ったの。その時に、私目にある人が止まった…」




ある人…?




「宮下 裕樹」

「!」


宮下くん…!?



「知ってるか?」

「え、あ、うん。中学の同級生…」


玲にそう聞かれると、おもわず噛んでしまった。