初恋はレンタル彼氏

急に走り出して、どこかに行ってしまった宮下くん。

戸惑っていると、宮下くんはすぐに戻ってきた。



「はい、これ飲めよ」


宮下くんは、私にペットボトルの紅茶を2本差し出した。



「ありがとう…」

「今日給料日だし、おごり!友達と飲んで」


未夢の分まで、買ってきてくれたんだ…




「本当にありがとう」

「ああ。あ、今度さ…また同窓会やるから、お前も来いよな?」

「うん、行く行く」

「連絡先変わってない?」

「変わってないよ」

「そっか。じゃあ今度、連絡する!」


宮下くんは、そう言って「じゃあな」と言って帰って行った。

私は宮下くんがくれた紅茶を握りしめたまま、宮下くんに手を振った。