初恋はレンタル彼氏

その日から私と宮下くんは、ただのクラスメイトから、

“彼氏”と“彼女”の関係になった。



『莉緒』

『祐樹』


お互いの呼び方も、苗字から名前になった。



宮下くんは

『俺のことは、徐々に好きになってくれればいいから』と言ってくれた。


私たちはマイペースで付き合えばいい。

私はそう、自分なりに解釈していた。


そして、月日は流れていった…






彼氏としての宮下くんは、本当に優しかった。

一緒にいて楽しかったし、私は少しも退屈しなかった。