初恋はレンタル彼氏

『どうだ…?』

『か、考えてさせて』



私は一言そう言って、その場から走り去った。

ドキドキはしばらくおさまらなかった。



その日の帰り道。

毎日同じ道を通って帰っているのに、その道はいつもよりも違ってみえた。


道も…

風景も…

空も…


そして、私自身も、いつもと違う。



今日の私は、ごく普通の平凡な中学生じゃない。

男子から告白された、特別な中学生。