初恋はレンタル彼氏

「私、ホウキ持ってくるからちょっと待ってて!」




未夢が下駄箱の隅にある、掃除用具入れからホウキを取り出した。


私は無表情のまま、靴についた砂をはらう。



『私は平気』


その言葉を、周りに振りまくような態度をとる。

本当は全然平気じゃないのに…



本当は今すぐにでも、泣き出してしまいたいくらいだ。




「ほら、莉緒!そこどいてみ?今なら掃くから」

「!」