初恋はレンタル彼氏

夏休みまであと一週間。

ジリジリと蒸し暑い陽気。


だけど、全然暑さなんて感じない。

暑さを感じる、そんな余裕もない。




「莉緒…」




未夢がミルクティーを飲みながら言う。



「…ん?」


私は力ない声で言った。





「それ…誰にやられたの?」

「っ!!」

「…自分でやったんじゃないでしょ?」

「・・・・」


未夢はこの指のケガを、誰かの仕業だと勘づいているみたいだ。





「…もしかしてさ・・・そのケガって…」

「………!」

「朝比奈 愛梨絡み?」