初恋はレンタル彼氏

「保健室…行こ」

「!」


未夢はそう言って私の手を引いて、教室から出た。

教室を出た途端、涙が溢れ出た私。

未夢はなにも言わずに、保健室まで連れて行ってくれて、

不自然な私の指の先のけがを、保健の先生に問いただされながらも、うまくごまかしてくれた。


未夢の優しさに、また涙が出た。






「ありがとうございました」


保健室で手当てを終えたあと、先生にお礼を言って、保健室をあとにする私と未夢。





「莉緒大丈夫?」


心配そうに、私を気遣う未夢。