初恋はレンタル彼氏

うそっ


「なんでっ…私の番号知ってるの?」


私、愛梨にもまだ教えてないのに…



『クラスの女に聞いた…』

「そう…」

『今日どうした?学校休んだだろ?』




「ああ、うん…ちょっと…」

『体調ワルイの?』

「ま、まあね…」


ハハハ…とごまかすように笑う私。




『もしかして俺のせい?』

「えっ」

『昨日…キスしたから』

「そんなっ…ち、違うよ!」


本当はそうだけど(汗)




『本当に?』

「う、うん…」

『じゃあ、今から“会いたい”って言ったらどうする?』

「へ?」

『会ってくれる?』

「・・・・」


急な誘いに、どうしていいかわからない…

心臓がバクバク言って…

顔がめちゃくちゃ熱い…