初恋はレンタル彼氏

「私、先に席についてるね」

「ああ」


玲にそう一言声をかけ、自分の席につく私。

いつもなら私も一緒になって吉田くんと話すところだが、今日はなんだかそんな気分にはなれなかった。





ストン


席に座り、かばんを机の上に置く。





さっきのはなんだったんだろ…

私の考えすぎかなあ…





「!」


そんなことを考えていると、さっきの女子二人が教室に入ってきた。





もう一回、話しかけてみようかな…





「お、おはよ」


女子二人がこっちに近づいてきて、ちらっと目が合ったときにやや小声ではなしかけてみる。



「・・・・」

「・・・・」






…………やっぱり…





今は確実に私に気づいていた女子二人。

だけど、また二人で顔を見合わせたあと、私を避けるように逃げて行った。