初恋はレンタル彼氏

「ダメなの?」

「いや、ダメとかじゃないけど…」

「じゃあいいじゃん」

「でもなんでうち?」

「ずっとお前んち泊まってみたかったんだよね。親も今日帰って来ねえみたいだしラッキー」



そう言って玲は、自分のかばんからごそごそと着替えを取り出す。





「着替え持ってきたの?」

「ああ。念のため。風呂借りるぞ」


玲は着替えを持ってお風呂へ。

ひとりポツンと取り残された私は、数秒ポカンと時間が止まったあと、

火がついたように自分の部屋を掃除し始めた。



泊まるなんて、想定外だったーー!

お客さん用の布団とか干してないよー

部屋も汚いし!


本当にサイテー!






数分後




「風呂サンキュ」

「あ、おかえりなさい」


お風呂から出てくる玲。

濡れた髪をタオルでごしごし拭いている姿が、なんともかっこよくて色っぽい。





「ん?どうした?なんか顔が疲れてねえか?」