初恋はレンタル彼氏

心臓がバクバクいってる。


あれは完全に愛梨だった。

本人は違うところを見てたみたいだから、私が愛梨に気づいたことは気付かれてないと思うんだけど…


やばい…

手震える…




「莉緒」

「は、はいっ」


向こうでテレビを観ながら、玲が私を呼んだ。






「なんかデザートないの?」

「デザート?」

「甘いの食いてえな…」

「・・・」


テレビを見つめる目が、少し遠くなる玲を見て、ちょっとだけ微笑ましくなる。





「ふふ。ホットケーキなら作れるけど…」

「お、いいね。頼むよ」

「はいはい」

「シロップ多めな」

「はいはい(汗)」