初恋はレンタル彼氏

「どした?」




ため息をつくと、漫画を読んでいた玲が顔を上げてこっちを見る。




「あ…いや・・ちょっと休憩しようと思って…」

「そっか。勉強進んだ?」

「う、うん…まあ…」


本当は全然進んでない(汗)



私は体をぐんと伸ばし、飲みかけのアイスティーを飲んだ。





「玲は勉強しなくていいの?」


さっきから、漫画ばっかり読んでるけど…




「ああ…俺、テスト勉強なんていつもしないから」

「え!そうなの!?」

「うん」


勉強しないであの成績!?

どんな脳ミソもってんのさっ



「じゃあなんで、今日勉強しようって誘ったの?」

「そんなの、お前と一緒にいたいからに決まってんだろ」

「っ!」


また…そうゆうこと・・




「勉強なんて、口実だよ」

「・・・」


そうゆうこと…頼むから言わないで…

余計好きになるじゃん…