初恋はレンタル彼氏

「高坂さん、ケガ大丈夫?」


玲とは反対側の、私の隣に座る畑田さんが、心配そうに言ってきた。




「大丈夫大丈夫!これくらい、どーってことないよ」

「そお?包帯と絆創膏だらけじゃん」

「あはは、恥ずかしいよ」


「莉緒」

「ん?」


すると、隣にいる玲が私の腕をトンと叩く。





「お前の飲んでるコーラくれ」

「えー、ドリンクバーなんだから取ってきなよ」

「嫌だ。行くのめんどくさい」

「・・・・(汗)」


少し反抗的な態度で、私のコーラを飲む玲。




変なとこ子供だなあ、玲は。



「ラブラブだねえ」




畑田さんがからかうように言う。




「そんなことないよっ」

「高坂さんと漆原くんて、いつから付き合ってんの?」

「え…えっと・・(汗)」


実はレンタルなんです。なんて言えない…

そして本命は愛梨なんです。なんてことも言えない…




「ま、まあ…あんまりまだ長くはないよ」