初恋はレンタル彼氏

午後

私が出場する、次の種目の棒引き。


これは団体戦だから、気が楽だ♪




「高坂さん大丈夫?」

「え?」


入場場所に並んでいたとき、畑田さんが声をかけてきた。




「ケガしてるのに…棒引きに出るなんて……」

「そうだよー見学したら?」

「先生に言ってくれば?」


畑田さんに続き、何人かの女子も話に入ってきた。





「大丈夫大丈夫っ。これくらい平気!」

「本当?無理しないでね」

「ありがとう」


副団長なのに、ケガしたくらいで見学するわけにはいかないよね。





『それでは2年生女子のみなさん。入場してください』



アナウンスと同時に音楽がかかり、入場する私たち。


100メートル走は失格になっちゃったから、これは頑張りたいな。





『それでは始めます。よーい、スタート!』


パンっ




棒引きが始まった。

私は畑田さんたちと一緒に、相手の陣地の棒を取りにいく。

ひとつの棒に人が一斉に群がる。