初恋はレンタル彼氏

「…ふん」


次は耳をなめられた。




「お。ここ弱いな」

「ち、違っ」


私の反応を楽しむように、耳を集中的に攻撃してくる玲。



「れ、玲っ…もう」

「なに?」

「え、いや…」

「"もう”なに?やめる?」

「・・・・」


”やめる"って言葉が、やけに寂しく聞こえた。





「や…やめないで…」


ビックリした。

私、なんかオカシイ…

こんな言葉が、私の口から出るなんて…




私がそう言った途端、玲はフンと意地悪く笑う。

そして私の耳元に、口を近づけてくる。

またなめられるのかと思った私は、体にぐっと力を入れた。
しかし…



「好きだ」






玲はそう耳元でささやいたあと、私をやさしく抱き締めてくれた。