初恋はレンタル彼氏

「悪くなんかないよ。私はいいと思う」



やっぱり、玲は甘いもの好きだったんだ。

学校でも、よく甘いお菓子食べてるから、きっとそうだと思ってたんだよね。





「甘いものおいしいよね♪私もスキー」

「…へえ」


ちょっと冷たい言い方をしながら、チョコレートをやけ食いしている玲。




「しかし…よく人のこと見てるよな」

「え?」

「そんなこと気づかれたの…初めてだ」

「!」


ヤバイっ

普段、学校で私が玲のこと見てるのバレた!?






「そんなに俺のこと観察して楽し?」

「っ!」


意地悪な笑みを浮かべながら、私にどんどん近づいてくる玲。






「れ、玲っ」

「なに?」

「ち…近いよっ」

「好きな女に近づいてなにが悪い」




"好きな女”


その言葉が、なぜだか嬉しくない。