初恋はレンタル彼氏

がさがさ




玲はベットに座り、お菓子の袋をいくつか開けた。





「好きなの食えよ」

「うんっ、じゃあコレ…いただきます」


私はチーズ味のスナック菓子をひとつ口に運んだ。

玲はチョコレートをひとつ口に入れたあと、テレビをつけた。


テレビからは、ドラマの再放送が流れる。

こののほほんとした雰囲気が、なんとも心地いい…




「…これ懐かしいな」


2つめのチョコレートを口に入れ、玲はテレビを観ながら言う。

私はそんな玲をぼんやりと見つめる…




「これ最後どうなるんだっけ?」

「・・・・」

「…莉緒?」


私がなにも答えないでいると、玲はくるっと私のことを見る。





「…玲ってさ・・甘いものスキでしょ?」

「…!」


頬ずえをつきながらそう言うと、3個めのチョコレートを口に入れようとした玲の手が止まる。

そして玲は、私から目を反らして、



「悪りぃか」


と、照れくさそうに言って、チョコレートを取ろうとした手を引っ込めた。