初恋はレンタル彼氏

「ほら」


バサッ





先に家にあがっていた玲に、バスタオルを顔に投げつけられた。

「ありがと」と言いながら、髪や腕や、濡れた部分を拭く。




げっ


拭きながら、ふとあることに気づき、とっさにバスタオルで胸元を隠した。




ヤダッ

雨で制服のワイシャツが濡れて、ブラが透けてる…!


どうしよう…。




「どした?俺の部屋行くぞ」

「え、あ…はい」


キッチンから飲み物を持って出てきた玲は、玄関で立ち尽くしている私を不思議そうに見つめる。

私はバスタオルで胸元を隠しながら、不自然な歩きしながら玲に近づいた。


私より先に階段をあがり始めた玲のあとに続き、胸元を隠しながら階段を上る私。




早くワイシャツ乾かないかな~

もおー、こんなときに限って、体操服持ってないんだよな…



ガチャ


玲が自分の部屋のドアを開けて入る。


相変わらずきれいに片付いているその部屋に、私もそっと入った。




とにかく…

ワイシャツが乾くまで待つしかないよね。

それまではタオルで隠し…




「ギャーーーっ」


部屋のドアを閉めて、くるっと後ろを振り返った瞬間、目に飛び込んできたのは、上半身裸の玲の姿…!

私は思わず叫んでしまった。