初恋はレンタル彼氏

私は小走りで教室に戻り、かばんを持って急ぎ足で下駄箱に向かった。


下駄箱に行くと、玲は靴を履いて、

壁にもたれ掛かっていた。




「早」



と、笑われる私。




私は息を切らしながらも、クスっと笑い、靴を履いて玲と外へ出る。





暑…


まだ5月なのに、こんなに暑いの?

真夏はどうなっちゃうんだろ…






「俺、今日チャリなんだ」





「そうなんだ」

「とってくるから、待ってて」

「うんっ」


玲は自転車の鍵を出しながら、自転車を取りに行く。

その間、私は何気なく空を見上げる。





灰色の空…

今朝はいい天気だったのに…


もしかして、雨降るのかな?