ハスキーボイスで酔わせて


「事務所とか春樹さんの周りでいろんな事があって、私にはわからない大人の事情もあったかもしれない。だけど…私はずっと春樹さんを信じて待ってました」




付き合う前から前途多難だとはわかってた。


私と春樹さんは住む世界が違う。

だけどそれを理由にして、
この恋を終わらせようなんて思ったことなんてない。


お互いを愛する気持ちがあれば、

どんな苦難にも立ち向かえるって
私達なら必ずそれが出来るって思ってたから。



「私には…」


私は両手で春樹さんの両頬を優しく包み込んだ。



「後にも先にも春樹さんしか愛せないんです」