自分のことよりも私の事を気にかけてくれる春樹さん。
その優しさを改めて実感出来たのと、
要約話せた安心感からか、
私はずっと堪えていた涙を止められずポロポロと零してしまった。
『マスコミは簡単にプライベート土足で入ってくるから、ずっと彩に迷惑かかってないかって…』
「…いたい」
『え?」
「会いたい…、今、すぐ…会いたいですっ…!」
ーー今すぐ春樹さんに抱きつきたい。
もう一人じゃないんだって、肌で感じたいよ。
『俺はここにいるよ、彩のすぐ側に』
その言葉を聞いたとたん何かを確信したのか、
私はそのまま開けていた窓へ近寄ると外を咄嗟に眺めた。


