ハスキーボイスで酔わせて


「どんな、思いで毎日…っ!」


ひたすら春樹さんからの連絡を待つ日々。




鳴らない携帯を常に持って、
ただ時間を過ぎるのを待つ。


もしかしてこのまま関係が終わってしまうんじゃないかと、

最後に連絡した日からずっと不安だった。



バレたことでもう連絡が来ないんじゃないかと、考えたくもないことばかり考えて、

黙って涙を零す。



好きな気持ちが溢れていくばかりで、

この思いをどうしたらいいのか悩んでばかりだ。



「…っ、ごめんなさい、帰ります…!」

「彩ちゃん!」


居ても立っても居られなくなった私は、
料理に手をつけることなく、その場を去って行った。