朝の一件を諏訪さんに話していた春樹さん。 今まで仕事と私を両天秤にかけたことがなかった春樹さんにとって、 どちらかを選ばなくてはいけない選択がどうしても納得いかなかったのだ。 「彩も大切だし仕事も大事だ。それを何で無理に一つに絞んなくちゃいけねぇんだ…!」 春樹さんは歯を食いしばりながら苦渋の表情を浮かべた。 「ま、俺だったら仕事取りますね」 「え…?」 あっさりと答えた諏訪さんの横顔を見つめる。