「しかし、監督がマスコミスキャンダルを毛嫌うのは知ってるだろ。少なくともこの報道で耳にしてるに違いない。ヘタすれば…オファーもキャンセルが出るかもしれん」 緊迫した重苦しい空気に、春樹さんの表情から笑みが一瞬で消えた。 「とりあえず今は事務所の返答として各社にFAXを出しておくが、近々正式にお前の連名で発表を出す。仕事か女か、しっかり決めておけ」 そう断言されると春樹さんは渋々ながらも、 わかりましたと答えるしか他なかった。