私ばっかり好き好き言って、 気持ちが重たくないかとか辛くないかって。 「彩」 そっと呟く優しい声。 長くて細い指が私の頬を摩る。 「何回も言ってるけど、俺は彩以外興味ねぇし、どんな可愛いくて美人の女に告白されても何とも思わねぇ。彩の言葉しか…心に響かねぇんだよ」 目を細めて私を見つめる春樹さん。 「お前は俺の生きる希望なんだ」 その一言で心にかかっていたモヤが一瞬で消え飛ぶ。