ハスキーボイスで酔わせて



運転中の車内は何処か気まずい空気ままで、互いに結局何も話さないまま自宅に到着した。




何か考え事してる春樹さんの横顔ばかりチラ見しては、

自分が原因なんじゃないかとか嫌な思いさせてしまったんじゃないかと、不安になるばかり。




ーー嫌われちゃった…とかないよね。




そんなことを終始思いながら自宅に上がると、
私はそのままリビングのソファーにちょこんと座った。



リビングから繋がるベランダからは夕陽をバックにスカイツリーが見える。


そんな何気無い風景をジッと眺めていると、背後からいきなりーー。