その時、諏訪さんがグイッと顔を近づけてきて、
不意打ちに私の耳元でボソッとこう呟いた。



「今度二人きりで食事しようね」

「っ!////」



ふわりと香った甘い香水の匂いと甘い囁きに思わずドキッ!と心臓が飛び跳ねる。


じゃまた。とニッコリ微笑んで去っていく後ろ姿は、
まるで何事もなかったような振る舞いだ。



不思議な人だなぁ…諏訪さんって。



掴みどころがよくわからない上、何を考えてるのか検討もつかない。