「はい！今日の土方さんはいつも以上に疲れた顔をされてます！だから寝てください！！」

俺の袖を掴んで話すそんな姿を見ていたらふとあることを思う。

「なんだ。お前一人で寝るのが寂しいのか？」

「なっ！！そ、そんなわけないじゃないですか！！！」

顔を真っ赤にして叫ぶ。

俺はそんな蝶を笑いながらなだめる。

「わかったよ。冗談からそこまで向きになるんじゃねえよ。」

「っ！！！も、もう寝ます！！！」

そう言って布団を頭まですっぽりとかぶる蝶。

俺はそんな姿を微笑ましく思いながら寝巻へと着替えへ自分の布団へと入る。

「怒るなよ蝶。」

「怒ってなんかいません！！」

布団から微かに声が聞こえる。

「じゃあ顔を出してくれねえか？いいたいことがあるからよ。」

すると蝶はちょっと布団から顔をだしこちらを見る。

「起きててくれてありがとうな。お前が作る飯はいつもうまいから今日の朝飯も期待してるぞ。」

すると蝶は少し怒った顔から一瞬で花がほころぶような笑顔に変わる。

「はい！！」

そして数分もしな内に夢の中に落ちていく。

俺はそんな蝶をみつめる。

怒ったり笑ったり拗ねたりと忙しい表情をみると心が和む。

そっと蝶の頭をなでる。

「いい夢を見ろよ。」

そう言って俺も眠りにつく。

もしかしたら俺は蝶に惚れちまってるのかもしれねえな。

そんなことを思いながら眠りに落ちた。