アーティクル

「ねぇ、賢司君。キュウリの気持ちがどうして分かると思う?」

「わからないよ」

「それはね、お母さんが、いつも私のために、冷蔵庫の野菜室に、キュウリを入れておいてくれたの」

「……」

「だからね、キュウリは私がいないと、食べられもしないのよ」




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