「私でできること、
何か考えてみますね」
私は、雅也を連れて、
廊下に出た。
「あの、今は、あの秘書課の人間、
いや、一人の人間として、
雅也さんに言いたいんですけど?」
「・・・なに?」
「昔、お父様と何があったかは、
深くは知りませんが、
この会社を潰すことだけは、
許せません。あなた、仮に、
会社を持つ社長でしょう?
あなたみたいな社員がいたら、
会社はうまく回りませんよ?」
雅也は私を抱き寄せた。
何か考えてみますね」
私は、雅也を連れて、
廊下に出た。
「あの、今は、あの秘書課の人間、
いや、一人の人間として、
雅也さんに言いたいんですけど?」
「・・・なに?」
「昔、お父様と何があったかは、
深くは知りませんが、
この会社を潰すことだけは、
許せません。あなた、仮に、
会社を持つ社長でしょう?
あなたみたいな社員がいたら、
会社はうまく回りませんよ?」
雅也は私を抱き寄せた。